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モンテッソーリが考える「両親の使命」子どもの保護と権利の獲得【幼児の秘密】

ちな

こんにちは!ちなです!

マリア・モンテッソーリ氏の著書、「幼児の秘密」を初めに手に取ったときに、目を引く章がありました。


それは「四七 両親の使命」

ちな

使命なんて深く考えたことなかったな…!

家庭内のことが書かれてあると思いきや、社会全体や人類の未来を見据えての、子どもという存在の重要性について言及されていました。「両親の義務」や「両親の役割り」といった言葉ではなく、「両親の使命」という表現になった理由が納得できる、モンテッソーリの熱い思あふれる内容になっています。

今回はその章の内容についてご紹介したいと思います。

結論からいうと、モンテッソーリ氏が考える両親の使命はこの2つです。

モンテッソーリ氏が考える両親の使命
  • 子どもを深い愛情をもって保護する
  • 社会における子どもの権利の獲得
もくじ クリックするととべます

両親の使命その1- 子どもを深い愛情をもって保護する

保護について

両親は子どもの番人ですが、建設施主ではありません。

マリア・モンテッソーリ『幼児の秘密』国土社,2008,242

「両親の使命」という章は、いきなりドキッとする文章からスタートしています。
子どもを育てるのは子ども自身。大人はあくまでも環境であり(大人=子どもにとって環境の一部)、環境を整える存在です。

ちな

「環境を整えることで子どもは自ら成長していく」これがモンテッソーリ氏の考えです!

また、「番人」と「建設施主」という表現には、大人の子どもに対する態度が表れています。

番人と施主の違い
  • 番人=敵を排除し見守る
  • 建設施主=自分の希望を相手に求める
ちな

つい自分の希望を子どもに求めちゃってることがあります…

よって大人には、環境の中にある子どもの成長を妨げるものを排除し見守る(=保護する)という姿勢が求められます。

また、子どもの世話をすることや、生活必需品を与えることよりも、子どもを保護することの方が重要であると述べています。

ちな

形のみでなく本質が重要だということです!

愛情について

モンテッソーリ氏は両親と子どもを結ぶ絆の強さを、「世界中のどんな権力よりも強いもの」と表現しています。
そんな強い絆で結ばれているからこそ、両親は自然と子どもに対して愛情をいだきます。
その愛情は、利己主義や怠慢さなどが一切ないものだと自覚することができれば、わが子の見方も変わってくることでしょう。

両親の使命その2- 社会における子どもの権利の獲得

どんな活動よりも人間づくりが最優先

子どもはもっぱら人間自身をつくるのです。

マリア・モンテッソーリ『幼児の秘密』国土社,2008,242

実はこの章、半分以上が社会での子どもの権利の弱さとその問題点について書かれています。
モンテッソーリ氏の主張をまとめると以下になります。

キャプション
  • 労働者の権利に注目が集まりがちだが、子どもの社会的権利を問題にすべき
  • 労働者は人間に必要なものをつくるが、子どもは人間自身をつくる
  • 子どもの権利を確立させることで、人類の未来がより良くなる

労働者もひとりの人間です。そして始めはみんな子どもでした。
モンテッソーリ氏は、人間に必要なものを作ることよりも人間自身を作ることの方が重要だから、労働者の権利よりも子どもの権利の問題の方を最優先に解決させるべきであると主張しています。

2021年の労働者と子どもの人口比較

日本の労働者の人口…6679万人(2021年9月現在)
日本の子ども*の人口…1493万人(2021年4月現在)
*子どもの年齢…14歳以下

ちな

労働者は子どもの4倍の人口で、選挙権も発信力もあります。
どうしても労働者の方に目が向きがちになってしまいますね…

子どもを保護する立場にある両親は、子どもの権利を承認させるための戦いに立ち向かわなければならないと述べられています。

ちな

とても難しい課題ですが、ひとりひとりなにができるのかを考えて行動する必要がありますね!

90年前から変わらない課題

子どもの権利が忘れられ、軽視されたこと、子どもを虐待し、いや殺したこと、また進んでは子どもの価値と権利と天性を誤解したこと、これらすべてが、人間に真剣な熟考の動機になるはずです。

マリア・モンテッソーリ『幼児の秘密』国土社,2008,243

モンテッソーリ氏はこの著書を1936年に執筆しています。

ちな

子どもに対する問題は、約90年前から変わっていませんね…

もちろん、子どもの社会的な問題は少しずつ解決の方向に向かっているのかもしれません。
しかし、現代でも子どもの虐待や殺人の問題は解決していませんし、子どもが社会的弱者と位置付けられている以上、子どもの権利が確立されているとは言えないでしょう。

また子どもについて、大人は3つの誤解をしていると訴えています。

大人が子どもに対する3つの誤解
  • 価値(重要性)
  • 権利(利益を享受できる地位)
  • 天性(天から授かった性質)

子どもについて、この3つを大人が正しく理解できていないかったために、子どもの権利がないがしろにされてきたとモンテッソーリ氏は考えています。

両親はこの3つの誤解を解くためにも、子どもについて学ぶ必要があるのかもしれません。

ちな

モンテッソーリ教育では、この中でも特に「天性」について深く学ぶことができます!

モンテッソーリ教育に出てくる「敏感期」はまさに天から授かった性質と言えます。

おわりに

モンテッソーリ氏の著書、幼児の秘密内にある章、「両親の使命」では2つの両親の使命が主張されていました。

モンテッソーリ氏が考える親の使命
  • 子どもを深い愛情をもって保護する
  • 社会における子どもの権利の獲得

なぜこのような使命が主張されているのかというと、社会の中では子どもの権利が充分に承認されていないからです。
そして、承認させるために動かなければならないのは、子どもと強い絆で結ばれ子どもを愛情をもって保護する立場にある人物、すなわち「両親」ということになります。

大人が子どもに対する3つの誤解
  • 価値(重要性)
  • 権利(利益を享受できる地位)
  • 天性(天から授かった性質)

大人はこの3つの誤解によって、子どもの権利をないがしろにしているとモンテッソーリ氏は考えています。

ちな

子どもと社会問題に向き合い、この3つを正しく理解していきたいですね!

「天性」の部分はモンテッソーリ教育で深く学ぶことができます。
子どもが天から授かった性質を、十分に発揮できるよう環境を整え見守る。私も両親の使命を全うするための第一歩として、モンテッソーリ教育をもっと学び、行動していきたいと思います。

ちな

これからも一緒に学んで行きましょう!

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