こんにちは!ちなです!
モンテッソーリ教育について学ぼうとしたとき、皆さんはどうされますか?
私は「モンテッソーリ教育」と表紙に書かれた本を、本屋で片っ端から手に取って、気に入ったものを何冊も購入して読んでいきました。
そして、読んでいるうちに気づいてしまうんです…
あれ…この本で言ってることと、あの本が言ってることが違う…
同じ「モンテッソーリ教育」のはずなのに、本によって内容が違うんです。
私と同じくモンテッソーリ教育初心者の中には、このような疑問や悩みをもった方も、いるのではないでしょうか?
そんな悩みを解決する方法はズバリこれ!
モンテッソーリ氏自身が
書いた本から学ぶこと!
モンテッソーリ氏は生涯、20冊あまりの著書を出版されているので、今回は特に重要とされている3冊をご紹介します。
結論からいうとこの3冊です。
- 子どもの発見
- 幼児の秘密
- 吸収する心
それではこの3冊について、ご紹介していきます。
モンテッソーリの著書ベスト3選
子どもの発見
モンテッソーリ氏最初の著書です。
「理論よりも実践」であった彼女は、この本を書く前に、すでに「モンテッソーリ教育」の開発者として世界的に有名になっていました。
友人たちは、「モンテッソーリ氏が亡くなったら、教育法が途絶えてしまう」と危惧していました。そこで、実践や研究に忙しかった彼女に対してその知識や技術を後世に伝えるために書籍にするように何度も説得し、この本が出版されたのです。
この本が最初にイタリア語で出版された際の表題は「子どもの家の幼児教育に適用された科学的教育法」でした。
医師であるモンテッソーリ氏らしい、実践と研究、医学的知識に基づいた、根拠のある教育法について書かれた一冊になっています。
「環境」「規律と自由」「敏感な年齢」「色彩教材」「はみこみ円柱と角材」などの章があり、モンテッソーリ教育を取り入れたい方にとって、興味深い内容になっています。
幼児の秘密
この書籍は教育者に対する専門書ではなく、広く一般的にモンテッソーリ教育を普及させることを目的に書かれています。
そのため、彼女の経験から実例を多く用いたり、わかりやすい言葉や内容で書かれているという特徴があります。
モンテッソーリ氏の書籍は、内容がかためで難しい表現も多いので、初めて手に取る方はこの書籍がオススメです!
こちらも、「秩序感」「知力」「手」「ほうびと罰」「うそ」など、モンテッソーリ教育を取り入れている人が悩むポイントを解消してくれる、魅力的な章ばかりです。
具体例が豊富に書かれており、読みやすい内容になっています。
吸収する心
第二次世界大戦中にモンテッソーリ氏がインドで行った講義内容に基づいて書かれた一冊です。
この書籍では主に、幼児の特別な精神力について書かれています。
また、幼児期の子どもに対するおとなの責任についても指摘されています。
こちらは、「生活のための教育」「成長の期間」「言葉について」「知能と手」などの章で構成されており、上記に紹介した2冊を読んだ後に、さらに理解を深めたい人にオススメです。
教育内容が、理論的によくまとまった内容と言われています。
なぜ最近発売されている本に矛盾が生じているのか?
この疑問が解消したのは、AMI 0-3 Orientation Courseを受講していたときの、講師の方の言葉がきっかけでした。
先生は最近続々出版されるモンテッソーリ教育関連の書籍や、モンテッソーリの教室について、このようにお話してくださいました。
「モンテッソーリ教育」とうたいながら、内容はとてもモンテッソーリ教育といえないような書籍やレッスンがあります。きっと個性を出すためや、自分の都合のいいように内容を変えているのだと思います。
この話しを聞いたときに、すごく腑に落ちました!
もちろん、すべての書籍や教室がこれに当てはまるとは思っていません。
しかし、私のようなモンテッソーリ教育初心者には、これが純粋なモンテッソーリ教育なのか、都合よく内容が変えられているのか、見分けがつかないんです…。
なので、最初にモンテッソーリ氏著書の本を読み、教育内容を理解したうえで、市販の書籍を手にとってみようと思うようになりました!
おわりに
モンテッソーリ教育を取り入れてみたい!
モンテッソーリ教育をもっと学びたい!
と思われている方は、一度モンテッソーリ氏本人が書いた書籍を読まれることをオススメします。
理由は、近年続々と出版されている「モンテッソーリ教育」関連の書籍の中には、残念ながらごく一部にモンテッソーリ教育の理念に反する内容が書かれていることがあるからです。
モンテッソーリ教育の人気が徐々に高まって来ているので、利益のために手を出している人もいるのかもしれません…
オススメの3冊はこちらです。
特に、最初に読むなら「幼児の秘密」が読みやすくオススメです!
モンテッソーリ教育に興味や関心があるみなさん!
是非モンテッソーリ氏本人の言葉にふれてみてくださいね!
これからも一緒に学んでいきましょう!
コメント